北海道<冬>|フォトコレクション/私が見た日本の風景

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35mmネガ撮影  
35mmポジ撮影  
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>北海道<冬>
デジカメ撮影  

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「北海道<冬>」この撮影旅行は1995年2月1日から24日、23泊24日の旅行です。これは、阪神大震災のあった年です。当時、この旅行に行く事に対して、友人からは反対されたし一部の方から批判も受けました。しかし私は、この為に約10ヶ月近く準備をしていたのです。本当は自粛しようかと思っていたところに、後押ししてくれたのが今は亡き父です。
「お前、あんなに頑張って準備していたじゃないか。旅行に行くのやめるつもりか。自粛も大切かも知れないけど、何ヶ月もかけて準備していたのに何でもかんでも自粛すれば良いって訳でもなぞ。何を迷ってる。行って来い。」
この言葉に私は予定通り、2月1日に飛行機で北海道に出発しました。〈下に続く〉

・撮影年月日:1995年2月1日~2月24日
・撮影場所:北海道各地
・撮影機材:ホースマン980・フジGW670Ⅱ・キャノンEOS650
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北海道 上川郡 美瑛町  
北海道 上川郡 美瑛町
 
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美瑛町・・・メイン撮影地の「美瑛の丘」は、見所が沢山有りました。
●美馬牛周辺№1 美馬牛駅から十勝方面の大きなひと丘。【パノラマロードの一番南側】
●美馬牛周辺№2 宿泊していたペンションと、美馬牛駅の周辺。
●美馬牛~美瑛 ペンションから歩いた美瑛駅まで。【パノラマロード】
●美瑛周辺 美瑛駅の北西。【パッチワークの路】/美瑛駅周辺
●上富良野方面 ペンションから歩いた上富良野駅まで。
   
●富良野 ちょうどこの時、北の国からの撮影をやっていたようなので、麓郷の森に行こうと思っていたのですが、結局行かずにスキーを見に行っただけでした。

●旭川 旭川冬まつりに、氷の彫刻を見に行きました。「雪像は、時間が経つと汚れるけど、氷像は汚れないから綺麗だよ。」と、泊まっていたペンションで聞いていましたが、本当に綺麗で見事な氷の彫刻でした。

●網走 網走のメインは当然流氷。観光船に夕日の時間に合わせて乗ろうと思っていたので、午前中は能取岬に行ってみたのです。するとそこには、観光ヘリコプターが飛んでいるではありませんか。迷わず乗りました。生まれて初めてのヘリコプター。航空写真も撮影できたし、予期していなかった出来事で、最高の気分でした。

●釧路 行く前は丹頂が見れるか内心心配だったのですが、行ってびっくり!丹頂は餌付けされていて、パッと見て数十羽はいます。カメラマンも何人もいて、「丹頂の撮影会」と言った感じでした。
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〈上の続き〉
当時私は、父親と一緒に建築関係の職人をしていました。しかし、バブルは弾け仕事が少なくなっていた為、私の退職が決まっていたのです。1年程前に父親と話し合い、仕事が切れるこの時期の1月までと決まっていました。この旅行の計画を立ててからは、極力仕事を休まず、日曜日も積極的に働いて旅費をためていました。実際私の考えた、最初の計画はこうでした。
「期間は最低1ヶ月、それ以降は予算がなくなるまで北海道に滞在。」
しかし、2週間位経った頃から心苦しくなり、結局24日で切り上げて帰ってきたのです。今思えば、少し多く義援金に募金をしたくらいで何も出来なかったので、最初の予定通り最低でも1ヶ月は北海道にいればよかったと思っています。
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北海道 網走市 能取岬  
北海道
 
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この冬の北海道撮影旅行は、決して忘れることのない旅行です。阪神大震災の2週間後の出発でしたので、行く事事態に抵抗もありましたし、実際批判も受けました。しかし、今でも本当に行って良かったと思っています。当時現地(北海道の各地)では宿泊のキャンセルがかなり有ったようで、真冬の人が少ない時期とはいえ、観光客は殆ど居ませんでした。そのような中、私は大きな社会貢献が出来たと考えています。今で言うWin-Winです。

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この旅行に行く何年も前から、北海道の一番寒い時期に雪景色を撮影したいと思っていました。中でも、私が一番楽しみにしていたのは「美瑛の丘」。ドラマ北の国からの影響で、富良野の事を色々調べているうちに美瑛の事が詳しく分かってきたのです。(美瑛の丘の事は、前から知っていましたよ。)この旅行の計画を立て始めた頃は、まだそんなに興味はなく、釧路の丹頂とどちらをメインにするか迷っている感じでした。しかし色々と調べていくうちに、釧路でもなく、富良野でもなく、北海道に行くならメインは“美瑛の丘”となったのです。
実際、美瑛の丘は私には最高の景色でした。メインターゲットにしていた場所は、美馬牛駅から大雪山寄りの新星地区、パノラマロードの一番南側で、前田真三さんの拓真館などが有ります。現地では毎日徒歩で撮影して回っていたのですが、一番びっくりしたのが、ある丘を仮に正面から見たとして、100m歩いて同じ丘を少し右側から見ると、全然違う丘の景色に見えるのです。そのような場所があたりまえのように続いていて、鳥肌がたつ思いだったのをよく覚えています。
この真冬の北海道は、まだまだ思い出が沢山有ります。それぞれの地区ごとにページを分けましたので、ぜひご覧になってください。
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・・・フォトコレクション/北海道<冬>を最後まで見て頂きありがとうございました・・・
 

 

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