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この長野・富山~東北の撮影旅行は、忘れられない旅行です。実を言うと最初に家を出た時、本当は行き先を決めていなかったのです。横浜を出発して何処をどう走って長野にきたかは何も憶えていません。自宅を出発して大通りに出て、ある交差点を右に曲がると首都高速横羽線に向かい東北道方面、左に曲がると相模湖方面に向かい中央道長野方面。その交差点まで6~7分なのですが、この日は左に曲がりました。ちなみに同じ様なこと、今でもたまにやっています。行き先は大分変わりましたけどね。 |
<撮影年月日:1992年4月21日~5月2日/撮影場所:長野・富山・東北/撮影機材:ホースマン980> |
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長野県/八ヶ岳 |
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この写真は、確か初日の夕方だったと思うのですが、正面に見えている森の手前に道が有って、右側から走ってきてこの場所に来て三脚を立てた事だけ、なんとなく憶えています。 |
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長野県/八ヶ岳 |
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翌朝には、同じ場所に三脚を立てていました。この日どう回ったかは憶えていないのですが、なんとなく聞いていたラジオがこのあとの行き先を大きく左右したのです。日にちまでは覚えていないのですが、駒ケ岳ロープウェイが開通することをこの日に知ったのです。当時養命酒の駒ヶ根工場がコマーシャルに流れていて、”養命酒の駒ケ岳”ね!とか思ったような気がしました。 |
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長野県駒ヶ根市/駒ケ岳 |
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この千畳敷駅には、山開きの日始発のロープウィで昇って行きました。確かこの時、お客が3人しかいなかった事をなんとなく憶えています。快晴でこの雪景色に出会えるとは思ってもなく、これで味を占めたのか、確かこの時に立山に行くことを決めたのではなかったかと思います。 |
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富山県中新川群立山町/室堂 |
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立山も山開きの日に、全て始発で室堂まで来たのです。こちらは駒ヶ岳みたいにすいてなかったですよ。でも、この室堂に立った瞬間鳥肌が立ちました。360度雪!まさにこれが本当の白銀の世界!初めての体験でした。
前日、始発に乗る為に、麓の大町と言うところで夕方から温泉に入ったりしてゆっくりしていました。しかし雨が降っていて、それがどんどんひどくなり大雨になってしまったのです。正直、半端な雨ではなかったですよ。よほど行くのをやめようかと思ったくらいです。しかし、それが逆によかったようで、室堂では嵐だったらしく、その嵐がこの白銀の世界を作り出してくれたのです。 |
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富山県中新川群立山町/室堂 |
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実際には、富山側から登ってきた人の方が早く着いていたのですが、歩き回るところ全てに私が最初に足跡を付けている様な感じでした。 |
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富山県中新川群立山町/室堂 |
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しばらく散策するとみくりが池温泉と言う山小屋に着き、予約無しでもまだ泊まれることが分かり、私は迷わず1泊することにしました。確か2段ベッドの8人の相部屋だったと思います。 |
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富山県中新川群立山町/室堂 |
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本当に感動する景色ばかりでした。歩き回るところ全てに感動していましたが、私の行ける所には限界が有りました。山小屋に泊まっている方は、殆どが雪山に登山か山スキーを滑りに来た方で、それなりの格好をしているのですが、私は横浜感覚の真冬の洋服だったのです。靴は防水のトレッキングシューズでしたが、アイゼンなどはもちろん持っていません。一応上下のカッパは持っていましたので、それはすぐに着ました。 |
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富山県中新川群立山町/室堂 |
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実際に歩き回ったのは、山小屋の周りと室堂平駅の周りだけでした。確か朝から歩き回って駅と山小屋の間を2往復半したと思いました。 |
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富山県中新川群立山町/室堂 |
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山小屋で、雷鳥を撮影しに来ていたプロのカメラマンと一緒になったのですが、その方が私のカメラを見てどうやって露出を測っているか聞いてきたのです。その当時はスポット計を持っていて、得意になってそれを見せたような気がするのですが、確か「雪のスポットを5ヶ所くらい測って平均値を出して、プラスマイナス含めて3枚の撮影。」の内容で話したと思ったのですが、帰ってきた答えは、「多分今日の天気だと、半分以上失敗しているぞ。」といわれたのです。正直そのとき、腹が立ちました。その日一日、ものすごく気持ちよく撮影できたのに、結果も見ないでネガティブな事言うなよ!とか思ったのですね。その頃は、私も知ったかぶりでカッコ付けていた頃でしたから。(笑)でも、そのプロの方の言うとおりでした。半分所か、殆どの写真が失敗でした。 |
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富山県中新川群立山町/室堂 |
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夕日の時間になると、山小屋の前に三脚が一斉に並びました。30人位はいたのではないでしょうか。私はそれまでに7本のフィルムを撮影していて、夕日の写真がその日8本目のフィルムでした。(120タイプと言うロールフィルムを使っていて、私のカメラは6×9版と言うタイプで、フィルム1本で8枚の撮影が出来ます。)本当は泊まる予定ではなかったので、10本のフィルムを持ってきていたのですが、これでも余ると思っていたのです。 |
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富山県中新川群立山町/室堂 |
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この日の夕日は本当に綺麗でした。夕日だけでも1本のフィルムを使ったのですが、唯一見れる写真が3枚だけでした。 |
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富山県中新川群立山町/室堂 |
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この写真が、その日最後の1枚と思って夕日の8枚目のシャッターを切ったのですが、この2~3分後に空が再度真っ赤に染まったのです。皆さん、一斉に歓声をあげていました。私を含め殆どの人が片付け始めていましたが、5人くらいこの現象を待っている人がいましたね。現象の名前は忘れてしまいましたが、色々な意味で勉強になり、本当に楽しかった1日となりました。
結局立山では、10本のフィルム(80枚)を撮影しましたが、綺麗に撮影できた写真は下の「大観峰」までを含めこのページに掲載している「室堂」の写真のみです。残りの写真は殆どがアンダーで失敗!見れる写真ではありませんでした。 |
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富山県中新川群立山町 |
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ごめんなさい。何処だか分からなくなってしまいました。 |
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富山県中新川群立山町 |
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「大観峰」とは思うのですが、何処だか思い出せません。 |
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富山県中新川群立山町/大観峰 |
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青森県十和田市/奥入瀬渓流 |
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おそらく、「せっかく奥入瀬まで来たのだから」とか思いながら何枚も撮影したのでしょうが、この時期の奥入瀬の写真は、何枚見ても全然面白くないですね。”季節に合わせて撮影のやり方を考える”本来基本的な事なのですけどね。これも勉強の一つかな。 |
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青森県十和田市/奥入瀬渓流 |
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青森県十和田市/奥入瀬渓流 |
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青森県十和田市/奥入瀬渓流 |
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青森県十和田市/奥入瀬渓流 |
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青森県十和田市/奥入瀬渓流 |
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青森県十和田市/奥入瀬渓流 |
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青森県十和田市/奥入瀬渓流 |
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青森県十和田市/奥入瀬渓流 |
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青森県十和田市/奥入瀬渓流 |
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青森県十和田市/奥入瀬渓流 |
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この時は、殆ど奥入瀬の感覚はありませんでした。木に葉っぱが付いて、初めて“奥入瀬”って感じですね。 |
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秋田県男鹿市/男鹿半島 |
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男鹿半島の夕日は、立山同様綺麗でした。 |
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岩手県宮古市/浄土ヶ浜 |
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この撮影旅行で、最後に寄ったのが浄土ヶ浜。三陸の海を一度見ておこうと思って寄りました。 |
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岩手県宮古市/浄土ヶ浜 |
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